チワワの成長に合わせたドッグフードの切替と負担の少ない方法を解説!

チワワの成長に合わせたドッグフードの切替と負担の少ない方法を解説!
  • チワワを飼い始めたけど、何ヶ月ごろドッグフードは切り替えるべき?
  • 新しいドッグフードの量はどう決めたらいいかわからない
  • ドッグフードを切り替える場合の注意点はある?

実は、ドッグフードを切り替えるとき、単純に同じ量を与えている方が多いですが、きちんとした計算を行うと、分量が異なる場合があります。

なぜなら、同じ1gにもフードによって、含まれるカロリーが異なるからです。

私は今まで、約30年間チワワと過ごしてきて、5匹のチワワのごはんについて考えてきました。

この記事では、チワワの成長に合わせた、ドッグフードの切り替え時期、分量計算方法、切り替え完了までの負担の少ない計画を学ぶことができます。

この記事を読むと、自分自身で、ドッグフードの切り替え計画が建てられるようになり、移行に失敗する可能性を少なくすることができます。

ライフステージに合わせた切り替えポイント

【成長期】生後2~3ヶ月〜 高カロリーフードへ切り替え

成長期のため多くの栄養が必要です。特に身体を作る栄養素であるたんぱく質はたくさん取る必要があります。

消化吸収がよく、効率的に栄養が取れる、良質な動物性たんぱく質が含まれているドッグフードを選びましょう。

【維持期】生後10~12ヶ月~ 成犬用フードへ切り替え

小型犬はこの頃には成犬と同じ体型になるため、成長期と同じドッグフードだと栄養過多により、肥満等の原因になります。チワワに起こりやすい膝蓋骨脱臼などは、肥満が要因で症状が悪化する恐れがあるため、低脂質のフードなどに変更して、カロリーを調整しましょう。

【シニア】生後7歳以降は、運動量の低下に合わせて分量調整

高齢期に入ると、運動量が減り、1日の必要エネルギー量が少なくなります。同じ量のフードを与え続けていると肥満の原因になるため、様子を見ながら給与量の調整を行いましょう。

シニア用のフードが市販で販売されていますが、今までのドッグフードから、無理に変更する必要はないです。ドッグフードの変更は、少なからず体に負担がかかるため、まずは、ドッグフードの分量を減らすことでカロリーを調整してみましょう。

【注意】給与量はグラムではなく、カロリー量をもとに計算する

フードを切り替える際に、大切なことは、1日に摂取するカロリー量がかわらないように計算することです。ドッグフードは製品によって、1gに含まれるカロリー量が異なります。単純に同じグラムを与えると、カロリーが多すぎて肥満等の原因になるため注意が必要です。

現在の給与カロリーの計算方法 

1日の給与量(g)×100gあたりのkcal(パッケージ記載)÷100=1日の給与kcal

【例】 モグワンを1日50g与えている場合

モグワンの場合は100gあたり361.5kcalなので、現在の1日の給与kcalは、約180kcal

今度は新しいドッグフードのラベルを確認し、100gあたりのカロリーを確認。

1日の摂取カロリーが現在のカロリーと同等になるように、新しいドッグフードの量を計算しましょう。

ドッグフードの切り替えは10日かけて徐々に行う

チワワは体が小さいため、主食が変わることによる体への影響が大きい。できるだけ負担がかからないように、少しずつ新しいドッグフードの分量を増やしていこう。10日にするとドッグフードの割合が計算しやすくおすすめです。

【具体例】10日切り替え計画

A:現在のフード 60÷10=6g/日

B:新しいフード 50÷10=5g/日

1日目2日目3日目4日目5日目6日目7日目8日目9日目10日目
現在のフード5448423630241812
新しいフード101520253035404550

上の表は1日あたりのg数なので、朝・夜2回に分けて与えている場合は、半分が1食分になります。

厳密には、移行途中もカロリー量は変わらないようにすることがベストだが、正確には難しいので、最終的に、移行前と移行後のカロリーが同数になれば良いと考えましょう。

新しいフードはなくなる15日くらい前には購入しておこう

フードが体にあわず、下痢や嘔吐が起こる場合、切り替えを中断し、もとのフードに戻す可能性があります。その時に、残量が少ないと足りなくなってしまいます。特に店頭で販売されていないサブスクタイプのドッグフードの場合は、注文してすぐ届かない場合もあるため、特に注意しましょう!

もとのフードが余ってしまってもしつけ時のごほうびなどに使うなど、消費できるタイミングはあるよ!

ドッグフード移行中に、嘔吐や下痢をした場合の対処法

体が小さいチワワは、ドッグフードの変更が負担になり、体調を崩してしまう場合があります。嘔吐や下痢をした場合は、1日前の分量に戻して、何日か食べさせて見て大丈夫そうならまた少しずつ増やしてみましょう。

もし、また同じような量のときに、嘔吐や下痢をしてしまうなら、新しいフードが体にあっていない。もしくは移行先のドッグフードの原材料にアレルギー物質や等が含まれている可能性があるため変更中止します

アレルギーかどうかは、分かりづらいので、獣医師さんに相談してみることも検討しましょう。

まとめ

  • 【成長期】【維持期】【シニア】の各ライフステージに合わせて、ドッグフードの内容を検討。
  • ドッグフードの切り替えは、同グラムではなく、同カロリーになるよう量を調整。
  • 切り替えは10かけて行うと負担が少なく、分量も計算しやすい。
  • 新しいフードへ移行中に、下痢や嘔吐が見られたら、中断し様子を見る。